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クレアチンの飲み方・量・タイミング(研究のまとめ)

クレアチンの1日の量(3〜5g)、ローディングの要否、飲むタイミング、副作用や「はげる」という話を、国際スポーツ栄養学会の見解と2025年の試験などの出典付きでまとめます。

最終更新日:/筋肥大データベース編集部

クレアチン(クレアチンモノハイドレート)の1日の量、飲むタイミング、ローディング(最初に多めに飲む方法)の要否、副作用や「はげる」という話について、スポーツ栄養の学会の見解と研究をもとにまとめました。病気の予防や治療を目的とした情報ではありません。

要点

  • 1日の量:3〜5gを毎日[1][2]。体重1kgあたり0.1gという示し方もあります[2]。
  • ローディング:必須ではありません。体重1kgあたり約0.3g(体重70kgで約21g)を5〜7日続けてから3〜5gに減らす方法と、最初から3〜5gを続ける方法があり、後者でも3〜4週間で筋肉のクレアチン量が増えるとされています[1]。
  • タイミング:運動の前と後のどちらに飲むかで効果が大きく変わるという確かな根拠は、まだ少ない状況です。飲み忘れないよう、毎日決まった時間に続けることを優先します。
  • 種類:研究が最も多く、効果が確かめられているのはクレアチンモノハイドレートです[1]。
  • 安全性:健康な人では、推奨量で腎臓の障害は示されていません[2]。腎臓の病気がある人や、腎臓の働きに影響する薬(解熱鎮痛薬の一部など)を使っている人は避けるべきとされています[4]。

クレアチンは1日に何g飲めばいい?

国際スポーツ栄養学会(ISSN)の見解では、1日3〜5gを続ける方法が示されています[1]。研究者による解説論文でも、推奨量は1日3〜5g、または体重1kgあたり0.1gとされています[2]。製品の1回量(付属スプーンの量)は製品ごとに異なるため、表示を確認してください。

ローディングは必要?

ローディングは、最初の5〜7日に1日20〜25g(4〜5回に分けて5gずつ)または体重1kgあたり約0.3gを飲み、その後3〜5gに減らす方法です[1][2]。筋肉のクレアチン量を早く増やせますが、最初から3〜5gを続けても3〜4週間で増えるとされています[1]。急ぐ理由がなければ、ローディングをしない方法でもかまいません。ローディング中は体重が1〜3kg増えることがあり、主に体の水分によるものとされています[2]。

2つの飲み方(模式図)
ローディングあり
20〜25g/日
5〜7日
3〜5g/日

約1週間で筋肉のクレアチン量が増える

ローディングなし
最初から3〜5g/日

約3〜4週間で増える

出典:国際スポーツ栄養学会の見解[1]、研究者による解説論文[2]。日数は目安で、帯の長さは日数の比率ではありません。

飲むタイミングはいつ?

トレーニングの前と後のどちらに飲むかで効果が大きく変わるという確かな根拠は、まだ少ない状況です。休みの日も含めて毎日続けることが大切です。炭水化物やたんぱく質と一緒にとると、筋肉への取り込みが増えるとされていますが、運動能力への効果がクレアチン単独より大きいとは限りません[1]。

副作用はある?

ISSNの見解では、健康な人が短期または長期(1日30gまで・5年まで)に使って、健康に悪い影響があるという説得力のある根拠はないとされています[1]。血液や尿のクレアチニンの値が一時的に上がることがありますが、腎臓の働きが落ちたことを必ずしも意味しないと説明されています[2]。一方で、体重の増加、軽い胃の不調などが報告されており、腎臓の病気がある人や腎臓の働きに影響する薬を使っている人は避けるべきとされています[4]。持病のある人、妊娠中・授乳中の人、未成年の人は、使う前に医師などに相談してください。

クレアチンで「はげる」は本当?

この話のもとは、2009年にラグビー選手で男性ホルモンの一種(DHT)の血中濃度が上がったと報告した1件の研究です。この結果は他の研究で再現されておらず、人で脱毛が起きたと報告した研究はないとされています[2]。2025年には、トレーニング経験のある男性に1日5gを12週間飲んでもらい、偽薬と比べた試験で、DHTの値や毛髪の状態(密度・太さなど)に差がみられなかったと報告されています[3]。

どの製品を選べばいい?

クレアチンの形の中で研究に最も多く使われているモノハイドレートだけを成分とする製品を選ぶと、量の計算がしやすくなります。当サイトでは、表示成分1gあたりの税込・送料込み価格で比較しています(効果の順位ではありません)。

クレアチン以外の成分(たんぱく質・HMBなど)の根拠の強さはサプリメントの研究まとめで比べています。

この記事は研究の要約で、個人への助言ではありません。体調に変化があった場合は使用を中止し、医師に相談してください。

出典

  1. Kreider RB, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017;14:18. 出典を開く ↗
  2. Antonio J, Candow DG, Forbes SC, et al. Common questions and misconceptions about creatine supplementation: what does the scientific evidence really show? J Int Soc Sports Nutr. 2021;18:13. 出典を開く ↗
  3. Ashtary-Larky D, Forbes SC, Haghighat N, et al. Does creatine cause hair loss? A 12-week randomized controlled trial. J Int Soc Sports Nutr. 2025;22(sup1):2495229. 出典を開く ↗
  4. MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月改訂) 出典を開く ↗
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