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胸トレおすすめ種目|大胸筋の上部・中部・下部別

胸の筋トレ種目を、上部・中部・下部の筋肉別に100点満点で比較。胸上部の1位はインクラインチェストプレスマシン、胸中部の1位はペックフライマシンなど。ダンベル・自重・マシン別の上位種目、順番とメニュー例も紹介します。

最終更新日:/筋肥大データベース編集部

胸の筋肉(大胸筋)は、腕を押す向きによって働く場所が変わります。そのため当サイトでは、上部・中部・下部を別々の筋肉として採点しています。

胸は、狙う筋肉から選ぶ

各行は、その筋肉の中での現在の1位候補です。点数は、同じ筋肉を狙う種目どうしの編集評価で、別の筋肉の点数とは比べられません。2026年10月13日採点。点数の見方は評価方法へ。

胸上部を狙う候補

胸・上部の位置を赤で示した概念図
胸・上部の位置(概念図)

大胸筋の鎖骨側。腕を斜め上へ押し上げる動きで働きやすい部分とされます。
採点対象:9種目

  1. 1位インクラインチェストプレスマシン(座位・両腕)ジム向け根拠:研究あり96点
  2. 1位インクライン・ケーブルフライ(ベンチ支持・両腕)ジム向け根拠:推定96点
  3. 3位インクライン・スミスベンチプレス(順手)ジム向け根拠:研究あり91点

自宅でできる種目なら:

  1. 5位インクライン・ダンベルフライ(両腕)自宅でもできる根拠:推定88点

胸上部を含む全種目のランキング →

胸中部を狙う候補

胸・中部の位置を赤で示した概念図
胸・中部の位置(概念図)

大胸筋の中央。腕を体の前で水平に押す動きが中心です。
採点対象:18種目

  1. 1位ペックフライマシン(グリップ式・座位・両腕)ジム向け根拠:推定100点
  2. 1位ペックデック(前腕パッド式・座位・両腕)ジム向け根拠:推定100点
  3. 3位水平チェストプレスマシン(座位・両腕)ジム向け根拠:研究あり96点

自宅でできる種目なら:

  1. 8位フラット・ダンベルフライ(両腕)自宅でもできる根拠:推定88点

胸中部を含む全種目のランキング →

胸下部を狙う候補

胸・下部の位置を赤で示した概念図
胸・下部の位置(概念図)

大胸筋の下側。腕を斜め下へ押す動きで働きやすい部分とされます。
採点対象:10種目

  1. 1位デクラインチェストプレスマシン(座位・両腕)ジム向け根拠:推定96点
  2. 2位デクライン・スミスベンチプレス(順手)ジム向け根拠:推定91点
  3. 3位ハイ・トゥ・ロー・ケーブルフライ(立位・両腕)ジム向け根拠:推定90点

自宅でできる種目なら:

  1. 5位デクライン・ダンベルフライ(両腕)自宅でもできる根拠:推定88点

胸下部を含む全種目のランキング →

胸の筋トレを器具別に選ぶ(ダンベル・自重・マシン・ケーブル・バーベル)

器具ごとに、狙う筋肉ごとの最上位の種目です。順位は、同じ筋肉を狙う全種目の中での順位です。

ダンベル(ジム・自宅)

ダンベル・ベンチなし(床や立って行う)

自重(器具なし・椅子や壁を使うものを含む)

マシン(スミスマシンを含む)

ケーブルマシン

バーベル・EZバー

胸の筋トレメニュー例と順番

各筋肉の最上位の種目を1つずつ、2セットずつ行う例です。個人に合わせた処方ではありません。はじめての人は、軽い重さ・少ないセット数から始めてください。

自宅で行う場合

  1. 胸上部インクライン・ダンベルフライ(両腕)2セット・88点
  2. 胸中部フラット・ダンベルフライ(両腕)2セット・88点
  3. 胸下部デクライン・ダンベルフライ(両腕)2セット・88点
  • 回数1セット6〜30回(あと1〜3回できる程度〜限界近くまで)
  • 休憩セット間90秒程度以上
  • 頻度同じ筋肉を週2回
  • 順番どちらでもよい(筋力を伸ばしたい種目を先に)

全身の組み合わせ例(自宅・ジム)と目安の根拠を見る →

胸の種目を選ぶ条件

  • 押す向きで選ぶ:斜め上に押す種目は上部、水平は中部、斜め下は下部を狙う目安です。まず「どこを鍛えたいか」を決めてから、その位置の候補を見ます。
  • 器具で選ぶ:バーベルやマシンの種目はジム向けです。自宅では、腕立て伏せの形を変える種目か、ダンベルとベンチ(なければ床)を使う種目から選びます。
  • 迷うときは、候補の数が多い位置から見るのも一つの方法です。位置ごとの採点対象の種目数は下の各見出しに示しています。

はじめる前に確認すること

  • 肩がすくんだり前へ出たりしないよう、肩甲骨を安定させたまま動かせる重さにします。
  • 肩の前側や胸の付け根に痛みが出るときは、可動域や角度を小さくするか、その日は中止します。
  • バーベルのベンチプレス系は、重さを増やす前に、補助者またはセーフティバーなどの安全対策を用意します。

よくある質問

胸の種目は、どの順番で行えばよいですか?

11件の研究のまとめでは、複数の関節を使う種目と1つの関節の種目のどちらを先に行っても、筋肥大にはっきりした差はみられませんでした。筋力は、先に行った種目のほうが伸びやすい傾向でした[1]。重さを伸ばしたい種目を先に行うとよいでしょう。

回数・セット数・頻度の目安は?

1セット6〜30回で、あと1〜3回できる程度〜限界近くまで行います。限界近くまで行う条件では、軽い重さと重い重さで筋肥大に大きな差がなかったという研究のまとめがあります[2]。同じ筋肉を週2回以上行うと、週1回より結果が良かったという研究のまとめもあります[3]。セット数は、1部位あたり週10セット前後を上限の目安にし、回復に合わせて調整します[4]。

自宅(器具なし)でもできますか?

このページの採点対象のうち、自宅でもできる種目は17種目です。器具を使わない種目では「足上げプッシュアップ(自重・手は床)」(76点)が最上位です。

女性も同じ種目でよいですか?

種目の選び方は同じ考え方で選べます。29件の研究のまとめでは、筋トレによる筋肉の大きさの増え方(元の大きさに対する割合)は男女でほぼ同じで、増えた量そのものは男性がわずかに大きい結果でした[5]。重さや回数は、性別ではなく、正しい動きでこなせる範囲で決めます。

出典

  1. Nunes JP, Grgic J, Cunha PM, et al. What influence does resistance exercise order have on muscular strength gains and muscle hypertrophy? A systematic review and meta-analysis. Eur J Sport Sci. 2021;21(2):149-157. 出典を開く ↗
  2. Schoenfeld BJ, Grgic J, Ogborn D, Krieger JW. Strength and Hypertrophy Adaptations Between Low- vs. High-Load Resistance Training: A Systematic Review and Meta-analysis. J Strength Cond Res. 2017. 出典を開く ↗
  3. Schoenfeld BJ, Ogborn D, Krieger JW. Effects of Resistance Training Frequency on Measures of Muscle Hypertrophy: A Systematic Review and Meta-Analysis. Sports Med. 2016. 出典を開く ↗
  4. Schoenfeld BJ, Ogborn D, Krieger JW. Dose-response relationship between weekly resistance training volume and increases in muscle mass: A systematic review and meta-analysis. J Sports Sci. 2017. 出典を開く ↗
  5. Refalo MC, et al. Sex differences in absolute and relative changes in muscle size following resistance training in healthy adults: a systematic review with Bayesian meta-analysis. PeerJ. 2025;13:e19042. 出典を開く ↗

点数の根拠について

上に示した候補9種目のうち、「根拠:研究あり」は3種目、「根拠:推定」は6種目です。「研究あり」は、近い条件で筋肉の増え方(筋肥大)を測った研究があるものです。「推定」は、筋肉の付き方と動きの仕組みからの推定で、実際の増え方を測ったものではありません。どちらも効果や安全性を保証するものではありません。

痛みのない範囲で、体格・経験・設備に合わせて行ってください。持病やけががある場合は、医師などの専門家に相談してください。

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